初心者でも分かる「仮想通貨」の基礎知識

Coin Journal (コインジャーナル)です。

最近話題となっている「仮想通貨」。
みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

コインチェックの騒動を受け、一気に知名度は上がりましたが、それに対しては賛否両論あるのが現状です。

正直のところ、「一体何のことを話しているのかさっぱり分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、基礎的なポイントを押さえ、「仮想通貨」について分かりやすく説明していきたいと思います。

・仮想通貨とは一体何のことなのか
・今までの通貨とは何が違うのか
・そもそも仮想通貨はなぜ生まれたのか

 

▼仮想通貨とは一体?


 

まずは「仮想通貨」という言葉の定義について説明してきます。

仮想通貨(かそうつうか、英語: virtual currency)は、米ドルやユーロ、日本円などの法定通貨に対して、特定の国家による価値の保証を持たない通貨のこと。ビットコインに代表される、暗号理論を用いて電子的に発行される通貨(=暗号通貨)が広く知られている。
Wikipediaより

Wikipedia先生によるとこのような定義をされています。

また、2016年に成立された資金決済に関する法律ではこのように定義されています。

  1. 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
  2. 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

つまり、以上のことを簡単にまとめると、以下の4つの要素が含まれているものが「仮想通貨」ということになります。

  1. 特定の国家による価値の保証を持たない
  2. 不特定多数に対して、物品やサービスを「買う・借りる」ができる
  3. 財産的価値があり、不特定多数に対して「買う・売る」ができる
  4. 電子情報処理組織を用いて、移転することができる

簡潔にまとめると、

仮想通貨とは、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せず、取引所を介して円やドル・ユーロなどの通貨と交換できるモノ、ということになります。

また、仮想通貨といっても、実は多くの種類があります。例えば、ビットコインもその一つです。仮想通貨ごとにその特徴や作られた背景などは異なります。

ここでは詳細は省きますが、ビットコインについてはこちらで詳しく解説しています。

▼今までの通貨との違い


さて、次はこれまでの通貨とは何が違うのか、何がすごいのかということについて説明します。

先程でてきた「法定通貨」とは、国や銀行が管理している通貨のことを指します。発行量を定め、経済を回すために必要な通貨。つまり、円やドルといったお金です。

これらと仮想通貨との違いは大きく分けて3つ。ここでは使用するメリットを含め、分かりやすく説明していきます。

  法定通貨 仮想通貨
発行量 制限なし 制限あり
実体 ある ない
信用 政府や国

プログラム(ブロックチェーンという技術が使用されている)

価値 物価上昇率により変動 需要と供給のバランス
用途 決済、送金、保存、投資 決済、送金、保存、投資
取引場 銀行やATM、証券会社 取引所

また、こういった違いがあることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

  1. 持ち運びが楽
    インターネット上にあるため、スマートフォン1つあれば持ち運ぶことができます。
  2. 手数料が安い
    例えば、日本円を国内で送金すると何百円、海外に送金すると何千円と手数料がかかってしまいます。これは発行元の管理組織があるためです。しかしながら、仮想通貨はそれら同士での送金の場合、どこへでも手数料無しで送金ができてしまいます。
  3. どこでも使用可能
    仮想通貨は世界中で使用されている通貨です。仮に海外に行ったとしても、そこで支払いや送金ができます。
  4. やり取りが明瞭で改ざん不可
    ブロックチェーン(分散型取引台帳)という技術が使われており、取引データがすべて可視化されています。その為、詐欺などの改ざんが極めて困難になります。

しかしながら、仮想通貨にもメリットばかりあるわけではありません。
まだまだ問題点が多いのも事実です。
例えば、、、

  1. 詐欺が横行している
    実際のところ、仮想通貨は投機目的で使用している人が多いです。その理由は仮想通貨を決済として使用できる機会が現状ではかなり少なく、投資というイメージが強くなってしまっているからだと思います。そのため、詐欺などの誤った情報が出回ってしまっています。
  2. セキュリティが完璧ではない
    コインチェック問題のように、仮想通貨はコンピュータプログラムによって作られているため、ハッキングされる可能性があります。また、アドレス1つで大量の資金が保管されるため、自分のアドレスが誰かに知られてしまえば、簡単に資産を使われてしまうリスクもあります。
  3. ネット環境に依存する
    仮想通貨の取引は基本的にインターネット上で行われます。ネット環境がなければ使用できないのは、1つの問題点でもあります。

メリットもあれば、デメリットもある。そんな仮想通貨ですが、革命的なテクノロジーとも言われています。
今後はこうした問題を解決していきながら、より安全かつ信頼できる仕組みにしていく必要があるのではないでしょうか。

▼仮想通貨はなぜ生まれたのか?


ここまで、仮想通貨についての大まかな説明をしてきました。
最後に、一番肝となる、仮想通貨の背景について説明します。

そもそも何のために仮想通貨は生まれたのでしょうか。

それは2008年まで遡ります。
サトシ・ナカモトという人物が『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)という論文を発表してきました。

この論文の内容を簡単に紹介すると、
従来の管理者が通貨を発行するという仕組みではなく、P2Pの仕組みを利用して分散処理し、
暗号化の技術と組み合わせることで、ビットコインの信頼性を担保するというものでした。

この論文の発表により、プログラマーの有志たちが集まって、2009年にビットコインが初めて『発行』されます。

しかしながら、最初は経済的に使用するという目的はなく、この論文のビットコインが仮想通貨として機能するのかといったことを検証するためにスタートしたのが始まりです。

そこから、世界中の先見の明がある人達がビットコインの可能性に目をつけ始めて、多額のお金が投資され、今の仮想通貨市場が出来上がりました。

 

 

 

以上

それがここ10年の話です。
残念ながら、まだまだ仮想通貨の力は十分に発揮されていません。

今後はさらに仮想通貨が世の中を変えていくと思っています。
この機会に是非、皆さんも始めてみてはいかがでしょうか。